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[ 循環器内科 ]

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病気のはなし

尾道市立市民病院における、循環器内科の病気のはなしをご紹介いたします。
(2018年4月現在)
狭心症の診断と治療について

 循環器科では、心臓と血管の病気の診断、治療を行っています。胸苦しい、息苦しい、胸や背中が痛い、動悸がするといった胸部の症状はもちろんですが、足がむくむ、歩くと足が重く、痛くなるといった足の症状も心臓や血管の病気であることがあり、そういった方々を診察しています。具体的には一般的な高血圧から、狭心症、心筋梗塞、弁膜症、心筋症、不整脈といった心臓の病気や、閉塞性動脈硬化症、肺塞栓症、下肢静脈血栓症といった血管の病気の方々が来られます。
 これらの疾患の中で近年増加している、狭心症の診断と治療についてお話しします。この病気は心臓を栄養する血管(冠動脈)が細くなり、心臓の筋肉に十分に血液がいかないため、胸が痛くなったり、心臓の動きが悪くなったりする病気です。その発症頻度は人口1000人あたりおよそ10人と言われていますが、重症の場合は命にかかわることもある大変危険な病気です。そこで早期に病気を発見し治療を行うことが大切になってきます。その診断方法としては心電図検査がよく知られていますが冠動脈の状態を詳しく把握することは不十分です。近年心臓カテーテル検査が広く行われるようになり冠動脈の状態が詳しくわかる様になってきました。そして病状に応じた治療方法(内服治療、カテーテル治療、バイパス手術)が選択できるようになりました。以前はこの検査は大腿部からカテーテルを挿入するため、検査後一晩はベッド上での安静臥床が必要でしたが、最近は大多数が手首の血管からカテーテルが挿入できるようになり、検査直後より歩くこともできるようになり、楽に検査が受けられるようになりました。カテーテル検査の結果、細くなった冠動脈が見つかれば、狭心症と診断されます。このカテーテルを利用し細くなった部分を血管のサイズに合わせた風船で拡張するものが風船治療と呼ばれるものです。その応用治療にステント治療があります。
 カテーテル検査で早期に病気を発見すれば、風船、ステント治療により手術せずに冠動脈が治療できるようになりました。ただし全ての病変で風船治療ができるわけではありませんし、治療に伴う合併症も数は少ないですが全く無いわけではありません。 したがって狭心症が疑われたときはよく相談して検査治療を行うようにしています。また高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病がある人、タバコを吸う人、血縁に狭心症、心筋梗塞を起こした人がいる人、肥満のある人は狭心症を発症する危険が高くなります。狭心症が気になる方はお早めに循環器科に御相談下さい。
 また心臓の病気は急に変化することがあります。当院では24時間体制で診療にあたっていますので調子が悪いときはいつでも来院してください。

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