トピックス
尾道市立市民病院における、消化器・内視鏡センターのトピックスをご紹介いたします。
(2009年9月現在)
内視鏡検査について |
内視鏡検査について 消化器・内視鏡センターは、2007年9月にリニューアルしました。ここではおもに上部内視鏡検査(胃カメラ)と大腸内視鏡検査を行なっています。
内視鏡検査は 上部消化器内視鏡検査と 下部消化器内視鏡検査に分けられます。 胃や食道などの上部消化器官を検査する場合は前者の、 大腸、直腸などの下部消化器官を検査する場合は後者の検査となります。
前者は口から、後者は肛門よりファイバーを挿入します。 当院ではどちらの検査も、消化器・内視鏡センターで行っております。 ←内視鏡検査は小さな病変も、鮮明にリアルタイムに映し出すことができるため信頼性の高い検査方法といわれています。 初期症状の現れにくいがんの早期発見や、組織の一部を採取したり、小さな腫瘍を切除したり早期治療にも活躍しています。
↑検査前には、予め麻酔処置を行います。 麻酔はスプレー式のため、痛みはありません。 ***上部内視鏡検査前の注意*** 1 検査前日9時以降、食事をとらないで下さい。水分に関しては水又 はお茶に限り飲んでも構いません。当日朝ものどを潤す程度であれ ば、水分をとっていただいて構いません。 2 事前に服用している薬の確認を行ないます。出来ればお薬の 内容 が分かるものを、持参してください。 3 都合が悪いときや体調が悪い時などは、お早めにご連絡ください。
胃カメラについて
「胃 カメラはどうも苦手で・・・」と敬遠されがちな検査でもあります。上部内視鏡検査の苦痛は、のどの奥を内視鏡が通るときに起こる『反射』と喉を管かぜ通っ ていることによる異物感といわれます。反射に対しては、のどの麻酔を検査前に行ないますが、患者様の緊張も大きく影響します。全身の力を抜いてリラックス して検査を受けていただくことが、安全に検査を受けていただく一番の方法です。不安の強い方には、緊張を和らげるよう鎮静剤の注射を使用する方法もありま す。車での来院の際は使用することはできませんので、あらかじめご相談ください。
2009年より経鼻内視鏡も入りました。 経鼻内視鏡は 先 端径わずか5.0mmの極細径のスコープです。舌の付け根を通らず、喉にも触れないので、経口の内視鏡に比べて検査時の吐き気や不快感が軽減できるといわ れています。内視鏡検査に抵抗感や恐怖心をお持ちの方にはお勧めです。ただし、検査の内容や、受けられる方の状況によっては経鼻内視鏡では出来ないことも あります。まずはご相談ください。
使用した内視鏡器具は専用機器で洗浄します。 スコープ内も職員の手で丁寧に洗浄します。衛生面に配慮して管理します。 |
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看護スタッフは看護師6名(消化器内視鏡技師4名)。看護助手3名です。内視鏡センターでの検査から放射線科全般(血液造影や放射線治療・放射線室の検査など)を担当しています。専門性の高い分野で常に情報交換を行い、研修会や勉強会に参加し、自己研鑽に努めています。緊急性やリスクを伴う検査も多く、患者さまの安全を一番に心がけています。忙しいなかでもひとりひとりの患者さまへの心配りを忘れず、患者さまからの言葉や笑顔に日々励まされています。
平成16年の消化器外来開設と、岡山大学からの消化器科医師の派遣により、内視鏡検査は(大腸カメラ)確実に増加しています。平成17年度には年間1000件を超え、消化器科医師の増員や設備の充実により1日10件以上の検査も可能になりました。 検査当日飲んでいただく下剤も以前に比べて飲み易くなっております。2回目以降の検査では、自宅で下剤を飲んでいただいて来院する方法もあります。内視鏡検査を安心して受けていただけるようスタッフ一同心がけております。いつでもお気軽にご相談ください。 |